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眼窩膿瘍(眼の下の腫脹、皮膚炎)(臼歯の抜歯)

7歳 Mダックス ♀

「数日前から顔が腫れてきた」という主訴にて来院されました。
眼の下の皮膚の腫脹と、口腔内の腫脹している部位に重度歯石と歯肉の後退が認められたため、歯周病による根尖膿瘍を疑い、歯科処置を実施しました。

1.右側眼の下が腫れています。

2.麻酔下で口の中を確認すると、歯の動揺と排膿が認められました。

3.スケーリングをすると、歯肉がかなり後退しています。

4.抜歯をした後、周囲の骨をきれいにして、縫合しました。

5.抜歯した歯は、根尖まで汚れた状態でした。

6.術後に抗生物質のお薬を飲んで、顔の腫れが改善されました。

このように歯周病は見えないところで進行し、かなり重度にならないと症状として判りにくい病気です。

高齢になってから、眼窩膿瘍や口腔鼻腔フィステルなどの症状で麻酔歯科処置を行う場合、いくつもの歯が重度歯周病を起こしていることも多いため、歯周病が重度になる前に、歯科検診や麻酔歯科処置を行う事をおすすめします。

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