症例のページです

電話番号

口腔鼻腔フィステル(上顎犬歯の抜歯)

5歳 Mダックス ♂

1.左上顎犬歯の内側に深いポケットが認められ、歯科レントゲンでも問題が確認されました。

2.外観だけでは、スケーリング後の状態は、とてもきれいに見えます。

3.抜歯のために歯肉を切開し、骨を露出しました。

4.実際には犬歯は簡易に抜歯できる状態で、口と鼻の中(ピンセットの先の黒い部分が鼻の中)が開通していました。

5.このような鼻汁や血膿が鼻の中にありました。

 

6.口と鼻の周囲の汚れた組織を除去し、縫合しました。

 

左上顎犬歯の歯周病のため、周囲の骨が溶けることにより、口腔鼻腔フィステルが起こり、くしゃみ、鼻血を起こしていました。

ご来院された理由は歯科ではありませんでしたが、歯周病はこのような症状に関連することもあります。

今回、問題となる歯を抜歯し、口と鼻の中の開通している部分を縫合することで、鼻炎症状は改善されました。

『頻繁にくしゃみをする』の記事一覧

この他に投稿されている記事はありません