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【獣医師が解説】犬が植物を食べて嘔吐したら?庭や道端の危険な草花と中毒対策 |奈良市のてらい動物病院
―いつもの散歩道に潜む“危険”を、てらい動物病院が解説 ―
こんにちは、奈良市の てらい動物病院 です。 暖かい日差しのもと、お散歩が楽しい季節になりました。 公園周辺や地域の遊歩道でも色とりどりの花が咲き始め、愛犬との外出が待ち遠しい時期ですが、同時に “春先に増える植物の誤食・中毒” についてご存知でしょうか?
今回は、愛犬が突然 「嘔吐」 した際に考えられる原因と、奈良市・生駒市・大和郡山市エリアの身近な場所に咲く有毒植物、そして万が一食べてしまった際の対処法をわかりやすく解説します。
1. 犬が植物を食べて嘔吐する理由と注意すべきサイン
犬が植物を口にした後に嘔吐する場合、それは毒素を排出しようとする反応や、成分による胃粘膜への直接的な刺激が考えられます。
中毒成分の影響:植物に含まれるアルカロイドなどが、消化器や神経系にダメージを与えます。
主な症状:激しい嘔吐、よだれ、下痢、元気がなくなる、ひどい場合にはふらつきが見られることもあります。
注意点:「少し草を噛んだだけだから」と様子を見ている間に毒素が吸収され、重症化することもあるため注意が必要です。
2. 奈良市周辺でも身近な「注意すべき有毒植物」
奈良市・生駒市・大和郡山市エリアは公園や緑が多く、住宅街の庭先や散歩道にも、犬にとって危険な植物が溢れています。
🔵スイセン
危険部位:全草、特に球根。
症状:激しい嘔吐、下痢、低血圧、心不全。
注意点:家庭菜園で玉ねぎと間違えて置いてあった球根を、ワンちゃんが囓ってしまう事故が散見されます。
🔵チューリップ
危険部位:全草、特に球根。
症状:口腔内の炎症、激しいよだれ、嘔吐、下痢。
注意点:ガーデニングで掘り起こした球根をおもちゃにして遊んでいるうちに食べてしまう事故に注意が必要です。
🔵パンジー・ビオラ
危険部位:種子、根。
症状:嘔吐、神経抑制。
注意点:どこにでも植えられている花なだけに、お散歩中の「拾い食い」で最も事故が起きやすい植物の一つです。
🔵アジサイ
危険部位:蕾、葉。
症状:嘔吐、過呼吸、ふらつき、麻痺。
注意点:奈良市内の寺社仏閣にも多い植物です。摂取から発症までが非常に早いため、一刻を争います。
3. 「少し食べただけ」は禁物。誤食時のNG行動
愛犬が植物を食べてしまった際、焦って間違った対応をすると症状を悪化させることがあります。
❌ やってはいけないこと
無理に吐かせようとする
ピンセットや指を口に突っ込むと、口腔内を傷つけたり炎症・感染の原因になります。
⭕ 正しい対応
そのまま触らず、すぐにご来院ください
何を、いつ、どのくらい食べたか特定し、可能であれば現物や写真を持参してください。
4. てらい動物病院が行う「中毒・誤食への処置」
当院では、万が一の誤食に対して、スピード感を持って以下の対応を検討します。
🟠 早いタイミングでの催吐(さいと)処置
毒素が体内に吸収される前に、お薬を用いて安全に胃の中のものを吐き出させる処置を行います。
🟠 脱水を防ぐ点滴治療
嘔吐を繰り返すと急激に脱水するため、点滴で水分を補給し、毒素の排出をサポートします。
🟠 血液検査による状態確認
必要に応じて血液検査を行い、肝臓や腎臓への影響がないかを慎重にチェックします。
まとめ
植物による中毒の予防は、拾い食いをさせない対策が最重要。愛犬の異変に気づいたら油断しないでください。
奈良県内でも身近な花に毒があることを知る
嘔吐や下痢は中毒の重要なサイン
食べたことがわかったら、そのまま触らず早期受診
早いタイミングでの催吐処置と点滴が回復の鍵
大切な家族を守るため、お庭や散歩コースの安全を確認しましょう。
📞 ご相談はいつでもどうぞ
てらい動物病院(奈良市) 地域のかかりつけ動物病院 ☎ 0742-81-9235
奈良市・生駒市・大和郡山市より多くの飼い主さまにご来院いただいています。


