「定期的に歯みがきをしているが、歯周病になっていないか心配」
「口臭がひどいがどうすればいいの?」
歯科の診察をしていると、このように “頑張っているけれど現状は大丈夫?”
もしくは、“もう限界だから、病院に来ました!” といった飼い主様の歯科検診・治療ををよくお受けます。
当院は特別な歯科専門病院ではありません。
飼い主様との距離が近い動物病院ですが、動物の歯科の事を正しく知って頂きたいという思いで、基本的な口腔内の病気についてお話をさせて頂いています。
では、当院で歯科検診・治療を希望される場合、どのような診察になるのでしょうか?
てらい動物病院で、実際に行っている歯科診療の流れをご紹介させて頂きます。
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当院では、動物さんの病歴・生活環境を参考に治療するため、“歯科診療の問診票”を事前にダウンロードして頂けるようにしました。是非ご来院前にプリントアウトしてお持ち下さい。 →歯科診療問診票のダウンロードはこちらから |
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初診では、通常の一般診察と同じになります。 歯科だけでなく、まず全身状態に気になる点がないかを確認します。 |
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診察で、視診で見れる範囲での口腔内の状態を評価し、現状の説明と異常に対する治療法をご説明させて頂きます。 大人しく口を触らせてくれる動物さんでも、口の中の状態を詳しく見るためには、全身麻酔下でのプローブを使った検針やレントゲン検査により、確定診断になります。 そのため、初診での診断は、現状に対する基本的な治療方針のご説明になります。 麻酔下歯科処置が必要な場合で、歯科処置をご希望の方は、次回の術前検査日(日帰り検査入院)の日程をご相談させて頂きます。 |
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歯科に問題が起こっている動物さんは中・老齢であることが多いので、安全に処置をすすめるため、手術の前に、必ず術前検査を実施させて頂きます。 ・術前検査内容 ・3歳未満 血液検査 ・5歳以上 血液検査+胸部レントゲン(+超音波検査+心電図) ・7歳以上 血液検査+胸部・腹部レントゲン+超音波検査)+心電図 他、異常があれば必要な追加検査を確認させて頂きます。 |
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術前検査によって全身状態の評価を行い、歯周疾患よりも優先すべき重度の疾患が見つかった場合は、その病気に対する今後の治療方針をご説明させて頂いた上で、歯科治療を実施するかご相談させて頂きます。 | |
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全身麻酔下で口の中の状態を確認します。 麻酔下でのプローブ検針と必要に応じてレントゲン検査を実施し、歯科処置の詳細を判断します。実際に、口腔内と全身状態をみながら、手術を実施します。 一般的な歯科処置は日帰り手術ですが、中〜重度の歯周病・抜歯が必要な場合は1泊入院になります。 麻酔処置の内容については、ぜひこちらもご参考にして下さい。 【当院HP】 “どうぶつ医療” → “手術について” |
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診察では、歯科検診だけではなく、視診での口腔内チェックやデンタルケアグッズの使い方などもお気軽にご相談ください。 動物さんの歯や全身状態を診させて頂かないと、どのような状態なのか確認ができませんので、お電話ではなく一度ご来院ください。 |