まだ幼いと思っていても、ワンちゃん・ネコちゃんの1歳は人間では18歳くらいの年齢になります。あっという間に成長し、発情・出産などの性行動がみられるようになります。
「避妊・去勢手術はかわいそう・・・」と感じる方も多いと思います。しかし、本能である発情行動や、マーキング、スプレー行為の習性などをしつけなどで無理に抑える事はストレスを与える事にもなります。
“自分の動物の子供が欲しい!!”という強い要望がないのであれば、是非この機会に避妊・去勢手術についてお考え下さい。
避妊・去勢手術は、健康面や性格面での効果もあります!
(1) | 望まない妊娠を防ぐ事ができます。 |
(2) | 卵巣・子宮の病気や乳腺腫瘍などの予防になります。ワンちゃんはさらに女性ホルモンに関する病気の予防になります。 |
(3) | 発情の煩わしさが解消されます。 <ワンちゃんの場合> ・発情時の出血がなくなる ・雄犬が寄って来なくなる・・・など <ネコちゃんの場合> ・発情時特有の鳴き声がなくなる・・・など |
(4) | ネコちゃんに限ってですが、成猫になっても子猫の時期の幼い性格が維持される事が多く感じます。 |
(1) | 将来的な病気の予防になります。 <ワンちゃんの場合> 前立腺や精巣・肛門周辺の腫瘍など、男性ホルモンに関する病気の予防になります。 <ネコちゃんの場合> 他のネコちゃんとのケンカが少なくなる事で、ケガや伝染病に感染する可能性が低下します。 |
(2) | 攻撃性の低下や、性格が多少穏やかになるため、しつけもしやすくなります。 |
(3) | 適切な時期に実施すると尿によるマーキングが減ります。 |
避妊・去勢手術は安全でほとんど心配のないものです。また、上記のような効果もあり、この手術を受けたワンちゃん・ネコちゃんは受けていないコに比べ長生きする傾向があります。
費用に関しては、広告規制によりHP上に掲載できませんが、院内にパンフレットをご用意しておりますので是非ご参考ください。
![]() |
![]() |
![]() |
どんな手術なの?
避妊手術は女のコの卵巣と子宮を、去勢手術は男のコの睾丸を摘出します。
避妊・去勢手術はいつごろ実施するのが最適ですか?
避妊・去勢手術共に、ワンちゃんは生後6〜8ヶ月、ネコちゃんは生後6ヶ月以降です。
女のコは手術の安全性を考え、発情中は避けることが望ましいです。
避妊・去勢手術をすると太りやすくなるの?
発情のストレスがない分、太りやすくなったり、以前と同じ食事量でも消化吸収が良くなり、カロリーを取り過ぎる事があります。
そのコに合った適切な食事量を与える事が大切です。
手術は病院へ行けばすぐにしてくれるの?
いいえ。手術は全身麻酔をかけて行いますので、事前に健康状態を診察させていただきます。
日程や準備についても診察時にお話させて頂きます。また混合ワクチン接種済みのコが対象となります。